SFE192 Q&A 「あの青空が忘れられない」は I can’t seem to forget the blue sky.で良いか?

Super Fast English! (SFE)

第192話 “I can’t seem to find my wallet.”(財布がなかなか見つからない)

というフレーズに関連する質問です。

【質問】

「あの(すてきな)オーストラリアの青空が忘れられない」

I can’t seem to forget the blue sky in Australia. ですか?

それとも、I can’t forget the 〜? や I don’t forget the 〜? でしょうか?

【回答】

なるほど、「なかなか〜できない」を表すcan’t seem to 〜を使ってI can’t seem to forget the blue sky… とすることで、「オーストラリアの青空が忘れられない」「すごく印象に残っている」ということを言いたいわけですね。

結論から言うと、その場合、I can’t seem to forget the blue sky… は使いません。正しくは、I can’t forget the blue sky… となります。

can’t seem to forget と can’t forget の違いとは??

以下で、詳しい解説をケニー先生との対談音声で聞けます。また、リンクをクリックするとダウンロードもできます。

右クリックでダウンロード

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なお、文字で読みたい方は、以下にてメインポイントをまとめましたので、ご覧ください。

ところどころ補足もしています。

1. can’t seem to 〜の使い方

can’t seem to 〜は「なかなか〜できない」「どうも〜できない」と訳されますが、もっと正確に言うと、

「(やろうとしているが)なかなかできない」

ということです。

Super Fast English! 192話のフレーズ

“I can’t seem to find my wallet.” 

の場合、

「財布を今も探そうしている。だけど、なかなか見つからない」

(→どうも見当たらない。困っている。)

という意味になります。

レッスンの中で、can’t seem to 〜の別の例文として、別れた恋人について

I can’t seem to forget her. 

と言うシーンを紹介しました。これは、

「彼女のことを忘れたいけど、忘れられない」

という意味になりますね。

ついつい思い出してしまって、苦しい。

can’t seem to forgetという表現から、

未練や辛さといったマイナス感情を抱いていることが伝わります。

2.「やろうとしている」「だけどできない」というのがポイント

上記で見た can’t seem to 〜の意味合いを、今回の青空の例文に当てはめてみましょう。

I can’t seem to forget the blue sky.

どうでしょう?

これだと、

「青空を忘れたい」

「だけど、忘れられない」

ということになりますね。

青空というと一般的には嬉しいものですが、

オーストラリアで見た青空については、何か苦い思い出があって「忘れたい」。

だけど、「忘れられない」。

ついつい思い出してしまう。苦しい。

I can’t seem to forget the blue sky in Australia.

からは、そんな文脈を想像します。

だけど、今回の質問者さんの場合、

その青空を忘れたいという訳ではなく、

「素晴らしかった」ということの強調表現

として「忘れられない」と言いたいわけですよね。

その場合は、I can’t seem to forget は使いません。

3. 良さを強調するには、”I can’t forget 〜.”

「その良さをすごくよく覚えている」

「あまりにも素晴らしくて、ついつい思い出してしまう」

というプラスの意味合いを伝えたい場合は、

seem to〜(どうも〜のようだ)を使わずに、

単にcan’t forget 〜 の形にすればOKです。

「オーストラリアの青空が忘れられない」(→素晴らしかった)

I can’t forget the blue sky in Australia.

他の例)

「京都の素晴らしい料理が忘れられない」

I can’t forget the amazing food of Kyoto.

「あの映画の感動的なラストシーンが忘れられない」

I can’t forget the touching last scene in the movie.

4. can’t seem to forget と can’t forget の違いを整理

can’t seem to forget 〜→ 忘れたいけど、忘れられない(マイナス感情)

can’t forget 〜 → 素晴らしくて、ついつい思い出してしまう(プラス感情)

seem toがあるかないかだけの違いですが、結果的には、大きな意味の違いになりますね。

can’t forgetは、日本語の「忘れられない」とそのまま対応しているので、今回は、

can’t seem to forget は

「忘れたいけど、忘れられない」(マイナス感情)

というポイントをしっかり押さえましょう。

5. おまけ:「君のことは忘れない」は I will never forget you.

I can’t forget 〜.は

「(これまでのことを振り返って)忘れられない」ということを言っていますが、

たとえば、恋人と一緒に夕日を見ていて、その景色について

「(今後)この景色をずっと忘れないよ」

と言いたい場合は、I will never 〜.の形にして、

I will never forget this sunset.

と言いましょう。

I will 〜.の形にすることで、相手に対して「(今後○○するという)約束」「決意」を表すことができます。neverは「絶対に〜ない」「決して〜ない」ですね。

I will never forget…の他の例を挙げると、

「君がしてくれたことは絶対に忘れないよ」

I will never forget what you did for me.

「この日のことは、絶対に忘れない」

I will never forget this day.

6. まとめ

いかがでしょうか?

can’t seem to forget / can’t forget / will never forget

それぞれの使い方がわかりましたでしょうか?

なお、音声では、ここで取り上げていない細かいニュアンスについても触れていますので、ぜひ聞いてみてください。

ケニー先生との対談形式なので、とても聞きやすいと思います。

また、ぼく一人では思いつかないような疑問を、ケニー先生がいつも鋭い質問で引き出してくださいます。(→その結果、すぐに回答できず考え込む場面もよくありますが、それだけライブ感やリアル感を楽しめると思います^^)

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山田暢彦(Nobby)
アメリカ生まれ、アメリカ育ちの日英バイリンガル。日本で出版した著書は累計50万部超え、ビデオ教材の視聴者は20万人以上。和英辞典の例文執筆も手がけた。自らの生育歴を活かし、日本の英語教育に人生を捧げる決意を持っている。