英会話がどんどん上達する学習者と、伸び悩んで挫折してしまう学習者。
その違いは何だろうか?
語彙や文法の基礎知識はもちろん大事なポイントですが、ほかに案外見落とされやすいのが、“聞き返す” ことの大切さです。
表現がわからなかったときに、相手に聞くこと。
この非常にシンプルなことができるかできないかで、実は英会話の習得は大きく変わるのです。
今回は、英会話の初級者が必ず覚えるべき聞き返しの基本フレーズをおさらいしましょう。
Contents
1. どうして聞き返しで英会話が上達するのか?
時には会話のリズムを損ねないために「わかったふり」をすることもやむを得ないですが、基本的には、相手が話す内容を理解できた方が断然質の高いコミュニケーションができますよね。わからない表現や内容があった場合には、相手に聞く。そして、理解を深める。そうしたプロセスを重ねることで、英語の理解力と表現力がぐんぐん伸び流のです。
また、英語で聞き返すことに慣れると、「わからなかったら聞けばいい」という安心感をもって会話に臨めるので、より積極的な気持ちで話せるようになります。すると、話す量が増えるので、その結果、上達のスピードが加速するのです。
2. 初級者ほど聞きたがらない
聞き返すことはコミュニケーション上も英語学習上も非常に大切なことですが、実際は、かなり多くの学習者がそれを避けます。(最も聞き返す機会が多いはずの初級者ほど、黙り込んでしまうことが多いようです)
「会話のリズムを崩したくない….」
「タイミングがつかめない」
そうした理由もよく理解できますが、「わかったふりをする」ということが英語学習上もコミュニケーション上も一番望ましくないというのも事実。ぜひ、これを機会に踏み出す勇気を振り絞ってみてほしいと思います。以下の3つのシンプルフレーズを覚えるだけでも大きく変わりますので、是非まずここから取り組んでみてください。
3. フレーズ① 繰り返してほしいとき
Could you say that again, please?
聞き返すことに慣れていない人は、焦って One more time. や Once more. と言いがちですが、これはぶしつけな印象を与えます。Could you 〜 please?(〜していただけますか?)の形で、丁寧にお願いしましょう。
4. フレーズ② もっとゆっくり話してほしいとき
Could you speak a little more slowly, please?
a little moreを使うことで、「(最初に話した時よりも)もう少しゆっくりと」という意味になります。slowly「ゆっくりと」の基準は人それぞれで異なりますので、こうして「さっきよりもゆっくり」という形でお願いすると相手にわかりやすいです。
5. フレーズ③ 聞き逃したとき
I’m sorry?
単に Sorry? でもOKです。末尾を上げ調子で発音しましょう。また、カジュアルな場面では What’s that?(えっ、何?)も使えます。
6. おまけフレーズ
ひとまず上記3フレーズを身につければ、「わからない!」という時の突破力はぐんと上がるでしょう。
さて最後に、おまけであと2つほど、会話で便利なフレーズをご紹介します。
まず、話していて英語での言い方が思い浮かばないときは、間を埋める(時間を稼ぐ)ための表現として、
Uh… how do I say it?
を使ってみましょう。自分が言おうとしていることを相手が推測して表現を教えてくれることもあります。
また、言葉が詰まるなどして、「英語が苦手ですみません」のように断りたいときは、
My English isn’t very good yet.
と言うことができます。
この状況では日本人はMy English isn’t good.(私の英語は下手です)と言いがちですが、こうして必要以上にネガティブになることはありません。文末にyetを加えて「まだあまり上手ではない」とした方が前向きで、自分も相手も気持ちいがいいですよね。
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