大人の学習者が目指すべき英語力

先月から2週間半ほど、
アメリカから姉家族が遊びに来ていました。

姉と義兄は二人とも物理学博士の研究者で、
(アメリカの中でも)バリバリの英語ネイティブなのですが、
そんな彼らと毎日英語で話していて、改めて、
世界に通用する英語力について考えさせられました。

もっと正確に言うと、

「大人の学習者」が「外国語」
として英語を使う場合に必要な英語力

についてです。

(子供 VS. 大人、母語 VS. 外国語 でポイントは変わる)

これまで僕が話してきたことと重なる部分も多いですが、
改めて、感じたことをリストアップしてみますね。

大きく5つポイントがあります。

POINT 1. 幅広い話題に耐えうる「語彙力」

日常、趣味、気持ち/考え、社会、文化、学問、思想など。
マニアックな語彙は必要ありませんが、
それなりの範囲をカバーしておくことは必要です。

具体的な目安として、英検の
「2級」レベルをサッと理解できて、
「準2級」レベルをパッと自分で使える
くらいをまずは目指しましょう (ここが出発点)。

ネイティブじゃないとわからないような
特殊な慣用表現は、ひとまず置いといてOKです。

*語彙の勉強をするときは、
「理解できる語彙」と「自分で使いこなせる語彙」
を分けて考えましょう。
前者は「自分では使えないけど、言われたら意味はわかる語彙」です。
後者は「意味はわかるし、自分でもパッと正しく使える語彙」。

当然、後者の「自分で使える」という方が難しいですよね。
理解できる→自分で使える の順番で習得が進みます。
(理解できる語彙の方が、自分が使える語彙よりも
圧倒的に多いのが自然です)

ですので、上記でも、
「理解できるのは2級レベル」
「自分で使えるのは(その一つ下の)準2級レベル」
と区別しています。

「理解系」と「使う系」、それぞれ大事ですので、
それぞれ底上げしていきましょう。

こうして、単語を覚えるときは、その目的が
「意味を理解できるようになること」なのか、
「自分で使いこなせるようになること」なのかを
意識するといいと思います。

なお、語彙は実際の会話では「スピード」が大事です。
サッと理解できて、パッと使えないと、
実戦では使い物になりません。

ですので、むやみに語彙の難易度を上げて
“何となく” 覚えるのではなく、まずは
基本語彙から “ばっちりと” 習得してください。
そっちの方が絶対に会話の上達を実感するはずです。

POINT 2.「速い英語」を聞き取る英語耳、わからなくても「焦らない耐性」

自分で話す英語はゆっくりで全く問題ありませんが
(むしろ、そっちの方が聞き取りやすい)、
ネイティブの相手は結構速く話してくるので
(本人はゆっくり目のつもりでも….)、
普段からネイティブのスピードや
音の崩し方に慣れておくことが大事です。

また、聞き取れない場合は
「推測しようとする」ことや、
「聞き返す度胸」なども重要です。

ゆっくり目の音声と、速い音声。

また、日頃から両方に触れて英語音感を養い、
ネイティブの速い音に対する抵抗をなくしていきましょう。

参考:
速い英語を聞き取れるようになるための
対談番組を吉永賢一先生と作っています。
まだチェックしていない方は、1ヶ月の
無料体験を聴いてみてください。
無料版を聴くだけでも、きっと色々な発見があると思います。
http://superfast.jp

POINT 3.「理由」と「具体例」を交えながら説明

大人の英語は、”表面的にペラペラ話せる”ことよりも、
“中身があることを落ち着いて話せる”方がよっぽど大事です
相手が心の中で疑問に思っていることを先回りして
伝えられると説得力が増します。

その2大要素は、「理由」と「具体例」

“Why?” “For example?”

この2つを自問しながら考えを深める訓練をしましょう。
(たとえ表現自体はやさしくても) 内容がしっかり
掘り下げられている。

そんな英語がやっぱりかっこいいです。

(子どもに比べて、大人は視野の広さや思考の深さが強みですよね。

ここをしっかり英語に反映させましょう)

英検の作文/面接問題などを用いて、
これからNOBU Connectでも力を入れていきます。

POINT 4. 「事実」と「気持ち」の両面を描写

客観的な行動・状況と、主観的な気持ち・考え。
この両輪があると、発言内容に幅や深みが出てきます。
普段の日記風のアウトプット(日常の出来事や近況)
に加えて、情景描写の練習などで鍛えていきましょう。
英検の面接問題(マンガの描写)も活用できます。

POINT 5. 相手の気分を害さない「丁寧な表現」

意見を主張したり、何かをお願いしたりする際の丁寧表現・間接表現
場面に合わせたインフォーマルとフォーマルの使い分け
また、婉曲表現の使用や、基本的な感謝・謝罪など。

英語でも “気持ちの良いコミュニケーション” を
心がけたいものですね(日本人の英語は
表現が直接的でぶしつけになりがちなので、注意が必要です)。

ただ、外国語学習は「言われないとわからない」
という側面が大きいので、信頼できる講師や英語話者に
フィードバックを得ることも大切です。

(本サイトでもそうしたコンテンツを増やしいきたいと思っています)

まとめ

英語学習は終わりなき旅で、あれこれと道に

迷うこともあると思います。だからこそ、改めて、

日本人の大人の学習としての立場を振り返り、

自分が目指すべき方向性を確認して、納得して、

前に進むことが大切だと思います。

今回の記事がその一助になれば嬉しいです。



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山田暢彦(Nobby)
アメリカ生まれ、アメリカ育ちの日英バイリンガル。日本で出版した著書は累計50万部超え、ビデオ教材の視聴者は20万人以上。和英辞典の例文執筆も手がけた。自らの生育歴を活かし、日本の英語教育に人生を捧げる決意を持っている。